Squarepusher単独来日公演 @ Yebisu Garden Hall

Squarepusher Damogen Furies

友人に誘われて仕事帰りに宇宙旅行…ではなくSquarepusher来日公演に行ってきました。会場がたまたま職場の近くだったので、荷物はすべて会社に置いて手ぶら参戦。ありがとう、東京!

最新アルバム「Damogen Furies」がバカ売れしているSquarepusher先生、相変わらずエネルギッシュで宇宙全開でしたなー。そしてZak NormanさんのVJも含め、ものすごく今の世の中に通じるものがあるなと感じました。

情報過多でありながら、そのほとんどがジャンクだしノイジーでどうも全体像が見えづらい。けれど、一見ジャンクに見える信号と信号をつなげて構築する力が新しい価値を生んだり、ノイズの行間に本質が強くフラッシュして垣間見える瞬間がある。そんな今の時代を思わせる音楽&ビジュアル表現でしたよ。

あ、これだ。

 
VJはステージ背面の2面スクリーンのほか、Squarepusherの身体にも映像を投影するという構成。おそらくKinectあたりで人物(つまりSquarepusher)をリアルタイムに検出して、その形状と深度データを使ってマスクした映像を本人に向かって投影してるんじゃないかと思われます。

それにしても音楽とビジュアルのコンセプトがすごくよくリンクしてるなーと感心して観てたら、Squarepusher本人が「曲を作るときに音楽とビジュアルを行ったり来たりする」とインタビュー動画で答えてました。なるほどなあ。

Kinectを使ったVJ自体は2011年のSXSWで行われたFrog Designのパーティーでもショーケース的に発表されてたんですが、アーティスト自身の動きと音楽とビジュアルが連動してるのは良いですよね。「全部あわせてSquarepusher!」な感じがします。

squarepusher stor eiglass

ところで今回はバーチャル・リアリティを使って360度見渡せる新曲「Stor Eiglass」のPVを体験できるブースがロビーに設置されていました。わー楽しそう! というわけで喜び勇んで会場に向かったところ、なんとOculus Riftが1台しかないんですけど! え? 5分の曲で1台って3時間のイベントでも30人ちょっとしか観れないじゃないですか。数千人を動員しているワンマンライブだとかなり厳しいのではーーー(涙)。

というわけで、ハコスコ(スマホアプリを使ったバーチャルリアリティ映像が見れるスコープ)で一応体験はできたものの、やっぱりOculus Riftだと全然違うんだろうなーいいなー体験できた人うらやましいなー。というわけで嫉妬にまみれて帰ってきましたw

いやでも楽しかったです!

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