ゲーマーがスポーツ選手として国家認定される時代がきていた

All Work All Play

(All Work All Play/YouTube

 
eSports(エレクトロニック・スポーツ)という言葉を聞いたことありますか? それはゲームで対決する競技、つまりゲーム対戦です。

「これまたマニアックな!」とツッコミたくなる人もいると思いますが、2015年にポーランドで開催されたeSports世界大会IEM(Intel Extreme Masters)の観客動員数は3日間で10万人。同年のフジロック動員数が3日間(前夜祭をのぞく)で10.5万人なので、その盛り上がりっぷりは推して測るべしです。

さらに、国家レベルでもeSportsを支える動きが出てきています。たとえば中国では2003年に政府がeスポーツを正式な体育種目に認定。日本では2016年3月、プロゲーマーチームDetonatioN Gamingの韓国人選手が初めてアスリートビザを取得したと報じられました。

ところで、そんな選手たちの生活はどうなっているのでしょうか。

ドキュメンタリー映画「eスポーツ: プロゲーマーたちの闘い(原題:All Work All Play)」では、チームに所属するプロのゲーマーたちが10代のころから一緒に暮らしながら切磋琢磨する様子などが描かれています。

トップのプロ選手は年収1億円以上。ちょっとしたミスもすべて画面に映し出され、容赦ないコメントや実況が行われるプレッシャー。息子と年に数回しか会えない母の姿もあれば、チーム移籍も当然のように行われます。

一方、世界大会の派手さは巨大な音楽フェスさながら。プロ選手たちはクールなユニフォームや光るヘッドフォンに身を包み、ブラックライトの下でコックピットのような椅子に鎮座してゲームを行います。カッコイイ!

てかこれ、完全にオシャレギークじゃん。数万人を動員するスタジアムで、一列に並んでラップトップ開いてるテック系男子なんてクラフトワークだけかと思ってたわ。

ゲーマーをとりまく環境がいつの間にか大きく変わっていることを知って、とても嬉しかった日曜日。好きなことに打ち込む人たちの情熱がこうして大きな市民権を得ていくのはいいなぁ。
 

 

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