旅行に行くからには現地の音楽シーンが知りたいっ!
てことで今年の春は、香港ローカルなクラブとライブハウスを巡ってきました。
えー、さて。香港のクラブ情報はあんまりWeb上で話題になっていません。とくに日本語の情報はほぼ皆無だし、英語で探しても女のコが接客するお店とか観光客向けのクラブ情報が多い。そこで今回は何日もかけて検索しまくり、さらに香港やマカオで活動する地元のミュージシャンの方々にもヒアリングするなど、かなり入念な準備をしていきました。
その甲斐あって、遊びに行った箱はどれも大当たり。うししし。自分でいうのもなんですが、音楽にかける執念おそるべしです。でも、音楽好きが集まって和気あいあいと過ごす時間は、世界中のどこにいても幸せだからやめられません。
香港ローカルなアンダーグラウンドシーンを楽しみたい皆さん、香港に行くときはぜひこの箱のイベントチェックしてみてください。
XXX Gallery(トリプル・エックス・ギャラリー)
中規模でありながら、アーティストと観客の距離が近く感じられる素晴らしい空間です。私が行ったときは香港のサウンド・システム「Heavy」の9周年記念で、ジャングルの革命家Congo Nattyファミリーのアーティストを迎えたパーティーをやってました。レゲエやベース・ミュージックに強いクラブという印象です。
OMA(オーマ)
日本のレーベルJazzy Sportが香港で活動する際もサポートされているオーナーさんが運営する小箱。マカオ人のアーティストに「下手な大箱よりも音がいいよ!」とおすすめしていただきました。まだオープンして1年ちょっとですが、有名DJがプライベートで香港に来たときに立ち寄ったりするお気に入りのクラブのようです。小箱にぎっしりお客さんが入って朝まで踊るこの熱気、昔は東京でも見かけた光景だなーなんて感慨深くなりました。
Hidden Agenda(ヒドゥン・アジェンダ)
九龍島のはずれにある倉庫街のライブハウス。逆にいうと観光客はまず来ない場所なので、それなりのモチベーションを持って行く必要があります。入り口が極端に分かりづらいのですが、インディーズ・バンドの音楽シーンを味わいたい方におすすめです。ちなみに現地に10年住んでるクラバーの方も「あそこは行ったことがない」といっていたので、かなりマニアック度は高いかもしれません。
とりあえず日本人観光客がフラフラと紛れ込むような場所ではないらしく、どの箱に行っても「なんで分かったの?」「どうやって来たの?」と質問攻めでした。うははは。
そんじゃ次の記事から、一つひとつ紹介していきますよーーー。
Photo: with Phoebe from Congo Natty Family, at XXX Gallery